煙突のいらない暖炉の使い方

その他の気になる点

 

 

まずは日々の手入れについてですが、バイオエタノール暖炉なら薪暖炉のように「すす」は発生しませんから、手入れは燃料の注ぎ口の周囲を軽く拭く程度で充分です。メンテナンスの負担が少ないのもバイオエタノール暖炉のメリットです。

 

 

換気についてですが、これは石油ストーブと同様です。バイオエタノール暖炉も二酸化炭素を発生させるので換気は必要です。長時間使用し続けると酸素濃度が薄くなるので、1時間~2時間に1回は換気するようにしてください。

 

 

火事の危険性も火を扱う製品ですから気になるところです。バイオエタノール暖炉は構造の特性上、自動消火装置が付いていない場合がほとんどですから、他の暖房器具と同様で、自己責任での使用が求められることになります。換気不足による一酸化炭素は発生しませんが危険性には十分注意してください。

 

 

バイオエタノールでの放出熱量は3.5~4.5kWほど(ecosmartfireの場合)です。従来の暖炉や薪ストーブと比較しても遜色ない暖かさです。しかし、従来の暖炉は熱量の多くが煙突から外部に逃げていますが、バイオエタノール暖炉ならなら煙突がないので、高効率に熱量を暖に変える事ができます。

 

 

燃料についてですが、推奨燃料以外のエタノール、そしてガソリン、灯油を入れるのは止めましょう。特にガソリンや灯油は非常に危険です。電気やガスは一切不要です。設置する際、消防法に関する届け出等は不要ですが、ecosmartfire製品の場合、埋め込み型製品は届け出が必要な場合があります。